ワンパンマンをもっと知りたい!
このページは「となりのヤングジャンプ」にて連載中、「ワンパンマン一撃マジファイト」の原作である「ワンパンマン」について僕なりの解説と考察をまとめた記事です!まだ原作についてあまり詳しくないという方も、よく知っている!と言う方にも楽しんでもらえる記事を目指しています!!
忘れていたモノ
相性の悪い相手。そして災害レベル竜という上位レベルを相手にS級ヒーロー達は苦戦を強いられていました。
S級ともなると「常勝」が当たり前。いつしか勝つことが当たり前であり日常になっていた彼らの脳裏の奥深くにしまい込まれていたある感情が呼び覚まされます。
恐怖
いつの間にか忘れていたその感情が呼び起されそして次第に支配していく。そんな感覚をS級ヒーロー達は感じ取っていました。ただ一人を除いて。
”戦慄”のタツマキ
S級2位の実力を持つ戦慄のタツマキ。1位であるブラストは実質引退しているようなものだとセキンガルは語っている以上、実質的なヒーロー協会でのトップの実力を持っていることになります。
彼女には恐怖という感情は一切感じていませんでした。ただ勝つことのみを、相手を叩きのめすことのみを考えて戦っています。
しかし、それは裏を返せばタツマキを窮地に追い込むだけの怪人が現れなかったからであるとも言えます。
怪人協会のトップであるギョロギョロの裏に更なる黒幕が居ると読んだタツマキはテレパシーを使ってギョロギョロの本体を探します。
怪人協会の真の支配者サイコス
ギョロギョロを遠隔で操り、オロチを作り上げ、そして怪人協会を作り上げた張本人が別にいると考えたタツマキ。
そのタツマキの戦いを地下深くの怪人協会の怪人ですら知らない部屋から監視している一人の女性。
彼女こそが怪人協会の真の黒幕サイコスです。
タツマキはサイコスのわずかな敵意を察知し、サイコスの居場所を突き止めます。そして念動力によってサイコスを引っ張りだそうとします。
オロチは倒され、ギョロギョロ人形もボロボロにされてしまい、そして他の怪人協会幹部はヒーローとの戦いで動けない状況。
最終手段として自らが戦いに出ることを決意したサイコス。
ついに”戦慄”と邂逅します。
サイコスもタツマキと同様に超能力を使い戦うタイプで、タツマキと戦闘のスタイルは良く似ています。
どちらの能力が上か。頂上決戦の火ぶたは切って落とされました。
ガロウ覚醒
倒れているプリズナーを発見したクロビカリはその相手であったガロウと対峙しています。
ガロウの攻撃はクロビカリを確実に捉えていますが、やはりダメージは無いようです。
ダメージを受けない肉体に受けたら一撃で粉々にされてしまうような攻撃。ガロウは徐々に追いつめられていました。
しかし、この格上との戦いがガロウを急激に成長させていきました。クロビカリとの戦いに於いてガロウはその肉体のリミッターがはずれようとしていました。
技のキレ、そして威力とともにどんどん成長していくガロウにクロビカリは徐々に力負けし始めました。
その時、またクロビカリの脳裏にも「恐怖」という感情がよぎりました。
恐怖に支配されたその身体はもはや思うようには動かず、ガロウの前に成すすべなくただ攻撃を撃ち込まれるだけのサンドバッグと化してしまいました。
その恐怖に満ちた顔を見た瞬間、ガロウは攻撃を辞めてしまいます。
タレオや過去の自分がイジメられていた時の姿とを重ねて見た為です。
と、その瞬間です。突如として怪人協会アジトが崩壊を始めました。しかし、クロビカリとの戦闘の反動か、全身に走る激痛を感じ動けなくなるガロウ。
一方、クロビカリはタツマキのバリアが身の回りをガードしてくれたおかげで崩落に巻き込まれずに地上に引き上げられていきます。
ガロウとの戦いで感じた恐怖によって折られた心と共に…
まとめ
遂に正体を現した怪人協会の黒幕サイコス。
並みいるS級が次々と劣勢に立たされる中、一人立ち向かい続けるタツマキ。
二人のサイキック頂上決戦がこの戦いの勝敗を左右するでしょう。
そして、突如と始まった怪人協会アジトの崩落。
クロビカリがバリアの恩恵を受けているという事はヒーロー達は全員助かるのでしょうが、果たしてガロウは!?
次回「サイコスとオロチ編」です。おたのしみに!