ワンパンマンをもっと知りたい!
このページは「となりのヤングジャンプ」にて連載中、「ワンパンマン一撃マジファイト」の原作である「ワンパンマン」について僕なりの解説と考察をまとめた記事です!まだ原作についてあまり詳しくないという方も、よく知っている!と言う方にも楽しんでもらえる記事を目指しています!!
サイタマ、カンスト
サイタマは先のバクザン、ゴウケツという災害レベル竜の怪人2体との闘いを終え、残った怪人が居ないか様子を見つつ街をさまよっていました。
そんなサイタマの前にたまたまた通り掛かったキング。好きな漫画の発売日だったので警報が鳴りやむのを待って買いに出かけていたようです。
キングはサイタマが落ち込んでるように見え、何かあったのかと問いかけます。
サイタマの苦悩。それはもう自分が強くなることは出来ないのではないか、と言うことです。
新たな「技術」との出会いでもあった武術との出会い。その最高峰が集まる大会に参加するもあまりにもあっけない勝利で幕切れを迎え、残ったのは「何も得るものがなかった」という虚無感だけでした。
サイタマは自分と対等な強さの存在が現れないが故に、他人から吸収するものが何もないのだと悟ってしまいます。
そして、もう自分はこれ以上強くなれない、RPGなどで言うところの「カンスト」の状態であることに気付き、寂しいような虚しいような感覚に陥ります。
キングの言葉
そんなサイタマの苦悩に対し、キングは簡単に答えを出します。
アイテムをフルコンプすること、最高記録に挑戦すること、他のプレイヤーとの交流と好きなゲームになぞらえて、自身のレベルを上げることだけが全てではないとサイタマに伝えます。
そして、こんな提案をします。
「サイタマ氏、ヒーロー活動以外の趣味を見つけてみたらどうだ?それとも気分転換に旅行でも行ったらどうだ?」
と。それに対しサイタマは「興味がない」とバッサリ切り捨てます。
そんなサイタマを見てキングはため息交じりにこう言いました。
「人生とは宛ての無い旅のようなもの。サイタマ氏は強くなっただけで人生の目的を達成した気になっているんじゃないのか?ヒーローとして進む道はそんなに簡単ではないはずだ。」
「闘いの中にヒーローの本質を見出すのは間違っていて、世の為誰かの為になってこそヒーローなのだ。」
「最高のヒーローとは何か?その答えを見つけ出すまで退屈してる暇なんてないはずだ。」
その言葉を受けてサイタマは悪態をつくも、「強さ」ではなく「最高」である為に何が出来るのか考えるようになりました。
ガロウ敗北!
一方、急に画面は切り替わりボロボロになっているガロウが現れます。ガロウは先刻S級ヒーロー番犬マンに戦いを挑んだところでしたが、様子から察するに敗北した模様。
ガロウが得意とする岩砕流水拳は対人間を前提に編み出された技です。しかし番犬マンの動きは獣そのもの。さらにスピードもパワーも桁違いとあり、ガロウの想定を遥かに超える強さを持っていました。
幸い、番犬マンは自分の縄張りだけを守ると言うポリシーを持っており、縄張りから外れるように逃げ出したガロウはなんとか助かった、といった状況でした。
しかし、ガロウは敗北感というより己の技にはまだまだ発展の余地があるということに気付き、喜びすら感じているようでした。
そんな道中、サイタマと話し込むキングを目撃してしまいます。
キングVSガロウ
元よりキングを標的と決めていたガロウにとっては願ってもないチャンスと言えます。手負いであるものの、このチャンスを逃すまいとキングと戦うことを決心します。
自転車に乗った状態のキングの次の動きに全神経を集中させ、キングがどんな動きを見せても即座に対応できるだけの予測を立てつつキングに襲い掛かります。
キングがこれから取るであろう行動を全て読み切ったガロウは勝利を確信しつつキングに飛び掛かりました。
その時です。キングの横に立っていたサイタマがガロウを蹴り飛ばします。
サイタマからしたらほんの軽く蹴った程度なのでしょうが、ガロウはブロック張りの壁を突き抜けて吹き飛ばされてしまいました。
ガロウをタダのチンピラだと勘違いしているサイタマはキングと共に帰路につきつつ「怪人狩り」の話題をキングに話はじめます。
もしかしたら怪人狩りは自分よりも強いかもしれない。だから早く会ってみたいと語る二人の背中をガロウが突っ込んでいった壁の穴が悲しそうに見届けるのでした。
まとめ
武術大会編これにて完結です!
災害レベル竜程度でもなんの苦戦もせずにあっさり倒してしまったサイタマ。ボロスと戦った時より強くなっているのではないかとさえ思われます。
そして、チンピラと称されてしまったガロウはまたしてもサイタマにやられてしまいました。相手が人間だと察知したサイタマは命に別条のないレベルでの蹴りを打ったとは言え、ガロウは戦闘不能になってしまいました。
しかし、これは同時に復讐の機会を与えたとも言えます。ガロウはいつ戻ってくるのか!?
次回「ソニック怪人化!?編」です。おたのしみに!